SPring-8は利用申請手続きを通して利用できます。 申請が採択された利用は「利用研究課題」として扱われます。 「利用研究課題」は利用形態によって「課題種」が設定されています。 利用形態は、大きくは「得られた成果を公開する場合/成果非専有利用」と「成果を公開しない場合/成果専有利用」の2種類に分類されます。
申請者はSPring-8 User Informationサイト「 応募資格に関して」に記載されている資格を満たしていることが必要です。
上記の応募資格で求められている「放射線従事者登録」は課題が採択されて実験を実施するまでに手続きが完了している必要があります。所属されている事業所によっては、手続きに時間がかかる可能性があります。放射線従事者登録の手続き方法については「 詳細:放射線作業者登録申請書【様式5-1】 」に説明がありますので、利用申請御検討時に早めにご確認ください。
SPring-8の利用を検討される際、まずご自身の研究テーマ(課題解決)にSPring-8利用が分析手法として適しているかを検討していただく必要があります。 その上で、適していると判断されたら、具体的な利用実験の技術的内容およびそれを実施するビームラインを検討することになります。 これらの技術的検討については、お問合せください。
具体的な実験内容の案ができましたら、利用する課題種、利用時期を決定します。課題種によっては対応していないビームラインがありますので、ご注意ください。
まず課題種については以下のページでご確認ください。
利用時期について、利用研究課題の募集は上記のページで説明されているように、課題種によって「定期募集」と「随時募集」の2種類があります。 ご自身の研究テーマのスケジュールに合わせて使い分けてください。
実験内容、利用する課題種、利用時期が決まりましたら申請書の文案を作成します。課題申請の方法は後述するWEB申請ですが、まず各課題種用に用意されている 下書きフォーマットを使って下書きを作成することをお勧めします。この下書きはビームラインスタッフと事前相談する際にご各様ください。
課題申請は「 SPring-8 User Information」サイトから行います。
この申請を行うにはSPring-8ユーザー登録を行う必要があります。 ユーザー登録すると、「SPring-8 User Information」のページのマイページにログインできるようになり、このマイページから課題申請を行います。 ユーザー登録がまだの方は以下のURLから登録手続きを行ってください。登録は無料です。
ユーザー登録が完了し、「SPring-8 User Information」のページのマイページにログインできたら、以下の手順で課題申請を行なってください。
利用研究課題申請を行なった後、審査で採択されると、その旨の連絡が事務局よりメールで通知されます。 その後、以下の手続きが必要になります。
採択された利用研究課題が決まると、各ビームラインで各課題の実施日程が調整されます。 この日程調整はビームライン毎に手順が違いますので、実施予定のビームラインのスタッフの指示にしたがってください。 日程が確定しましたら、事務局よりメールで連絡されますので、確認してください。
実験実施日程が確定しましたら、その日程までに所定の期限までに提出する書類等の手続きが必要になります。以下のURLを参考に手続きしてください。
実験実施に関わる技術的な事前相談は実施予定のビームラインスタッフにご連絡ください。 各ビームラインスタッフの連絡先はSPring-8 のホームページの「 ビームライン一覧」の担当者の欄でご確認ください。
実験実施前に来所して持ち込み装置等の事前調整作業が必要な場合があります。
その場合の来所手続きについてはSPring-8 User Informationサイトの「
詳細:実験装置調整のための来所手続きについて」でご確認ください。
実験を行うにあたり、利用料などの請求書送付先を実験開始までにご登録いただく必要があります。以下の支払い・請求先、利用料金に関する情報をご確認ください。
成果非専有利用の課題種で利用された方は以下の成果報告・公開の義務があります。
希望審査分野を産業利用とする一般課題でご利用された場合、上述の他に産業利用課題実施報告書を提出いただきます。
内容は上記の利用課題実験報告書と同等のもので結構ですが、SPring-8の産業利用を効果的に促進することを目的として、産業利用分野の実施実績としてWEB、印刷物等で取りまとめて公開しておりますため、印刷物で公開するための所定の様式に体裁を整えていただきます。